平成20年大相撲名古屋場所7日目

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平成20年7月19日(土) 7日目

十両

幕内

 十両の主な取組です。
 ●森(2勝2敗)(押し出し)磋牙司(3勝4敗)○
 磋牙司は3勝目。
 ○猛虎浪(6勝1敗)(下手投げ)玉飛鳥(2勝5敗)●
 玉飛鳥は2勝目。
 ○土佐豊(6勝1敗)(押し出し)若荒雄(4勝3敗)●
 土佐豊は6勝目と1敗を守る、若荒雄は3敗。
 ●皇司(2勝5敗)(突き落とし)市原(2勝5敗)○
 市原は2勝目、皇司は5敗。
 ●龍皇(1勝6敗)(押し出し)霧の若(2勝5敗)○
 霧の若は2勝目、龍皇は星が伸びず6敗と関取確保には白星を重ねたいところ。
 ●武州山(6勝1敗)(押し出し)阿覧(5勝2敗)○
 阿覧は5勝目、武州山は初黒星。
 ●霜鳳(3勝4敗)(押し出し)片山(2勝5敗)○
 片山は一方的な押しで2勝目。
 ●海鵬(3勝4敗)(寄り切り)白馬(2勝5敗)○
 白馬は前へ出て2勝目。
 ●潮丸(3勝4敗)(上手投げ)白露山(5勝2敗)○
 潮丸は投げをくらい4敗。
 ●北桜(3勝4敗)(上手出し投げ)春日王(3勝4敗)○
 北桜は上手を許し4敗。
 ○若麒麟(4勝3敗)(押し出し)保志光(3勝4敗)●
 若麒麟の押しが決めて4勝目、保志光は黒星先行。
 ■琴春日(2勝5敗)(不戦)豊桜(3勝4敗)□
 琴春日が胸椎・腰椎損傷による休場により豊桜が不戦勝。

 中入り後の主な取組です。
 ●玉鷲(4勝3敗)(掬い投げ)垣添(3勝4敗)○
 垣添はベテランの意地で3勝目。
 ○土佐ノ海(5勝2敗)(上手投げ)将司(3勝4敗)●
 将司は土佐ノ海に上手を許して4敗。
 ○豊響(4勝3敗)(寄り切り)嘉風(3勝4敗)●
 互いの叩きから最後は豊響が嘉風の前褌を取って決める。
 ○豪風(3勝4敗)(突き落とし)千代白鵬(4勝3敗)●
 千代白鵬は豪風の右上手を取るもその瞬間に砕けて膝が着き左からの突き落とし。
 ○玉乃島(4勝3敗)(突き落とし)栃ノ心(5勝2敗)●
 互いの押しで玉乃島に軍配と栃ノ心は突き落とされる。
 ●木村山(4勝3敗)(寄り倒し)岩木山(4勝3敗)○
 互いの張り手から岩木山が両上手を取って決める。
 ○旭天鵬(5勝2敗)(寄り切り)光龍(2勝5敗)●
 光龍は旭天鵬に左を許して5敗。
 ○高見盛(4勝3敗)(寄り切り)栃煌山(4勝3敗)●
 互いの攻めからの逆転で栃煌山は3敗に後退。
 ○豊真将(4勝3敗)(寄り切り)黒海(2勝5敗)●
 互いの張りから最後は豊真将が黒海の右をつかんで決める。
 ●時天空(4勝3敗)(小手投げ)把瑠都(4勝3敗)○
 時天空の内掛けで把瑠都を攻めて土俵際の瞬間に把瑠都が土俵を出て時天空に軍配が上がるが物言いが付き時天空の手が先に着いた為行司差し違いで把瑠都の勝ち。
 ●雅山(5勝2敗)(押し出し)鶴竜(3勝4敗)○
 互いの押しから最後は鶴竜ののど輪からの押しで決める。
 ●露鵬(3勝4敗)(寄り切り)豪栄道(3勝4敗)○
 豪栄道は露鵬に右を許すも露鵬を両上手で攻めて自分の相撲を取り切る。
 ○安美錦(3勝4敗)(外掛け)若の里(4勝3敗)●
 安美錦が若の里への右を取って足掛けで安美錦が決める。
 ●稀勢の里(2勝5敗)(寄り切り)普天王(1勝6敗)○
 互いに回しを取り低い体制から稀勢の里がガブリ寄りで普天王を攻めるも凌がれて最後は普天王の上手の攻めで稀勢の里の攻めの甘さがまともに出て普天王は初白星。
 ○豊ノ島(4勝3敗)(引き落とし)琴奨菊(3勝4敗)●
 互いに思い切ってぶつかると最後は琴奨菊が砕け落ちると豊ノ島に軍配が上がるが際どく物言いとなるも確認の為で豊ノ島の足が残っており軍配どおりとなる。
 ●北勝力(3勝4敗)(送り出し)琴光喜(6勝1敗)○
 追っ付けから琴光喜が左の前褌を取っての送り出しで決める。
 ●琴欧洲(4勝3敗)(上手出し投げ)朝赤龍(3勝4敗)○
 立ち合った瞬間に琴欧洲は足が出ず朝赤龍に上手を許し一瞬にして決まり琴欧洲の今場所の綱取りは消滅する。
 ●若ノ鵬(0勝7敗)(押し出し)千代大海(5勝2敗)○
 千代大海は一気の押しで決める。
 ●魁皇(4勝3敗)(押し出し)安馬(6勝1敗)○
 立ち合いから安馬は魁皇の隙を見て右を取らせずに一方的な攻めで安馬が1敗を守る、魁皇は3敗。
 ○白鵬(7勝0敗)(寄り切り)栃乃洋(3勝4敗)●
 白鵬は右四つで一方的に決めて栃乃洋の今場所の金星2個の配給を阻止。

 全体を振り返り、全勝に白鵬、1敗に琴光喜と安馬に絞られる。琴欧洲は朝赤龍にあっさりと負けて全勝街道にならなくてはというところを綱取りを来場所へ繋げることすら厳しいところ。琴光喜は1敗を守り平成13年秋場所以来優勝から遠のいているが7年振りの優勝をこの御当所で決めてもらいたいところ。
 また、大関千代大海は角番脱出まであと3勝となり引退の危機が迫る中で1場所でも長く大関在位と取ってもらいたい。魁皇は安馬に負けて3敗となるがこれで通算911勝と北の湖(現理事長)の951勝まで後40勝となるも年内到達はこれから4場所10勝となくてはならないがまさしく厳しいところである。後2年は取れることは間違いないだろう。

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